じょじょ日記

リストラおやじのつぶやき、もしくはエッセイ

人生論

50代の転職について

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ある人材紹介業の男の結論。

まずは↓の動画を見てほしい。

この男が言いたいことは「50代にもなって『会社辞める』とか眠たいこと言ってんじゃねぇよ。あと数年なんだから大人しく社畜やっとけ!」ってことを、「丁寧に」述べているだけである。

20代、30代なら「転職先」はあるが、50代の採用を希望する会社なんてないということで、この男の言っていることは極めて「普通」に正しいと思う。要するに、この男は全く普通のことを言っているだけなのである。

例えば、「いや、そんな社会だからこそ、自分が企業に50代の魅力を売り込んで、この世から不幸なシニアをなくさなければいけないんだ」とか、「今の50代は、まずは自分の市場価値を知ってもらって、地に足をつけた転職活動をしてもらい、少なくとも幻想を追い求めて不幸になるシニアを救いたい」とかいった、ちょっと変わった人間では決してないのである。その証拠といってはナニだが、この男、以前「松〇グループ」の企業に勤務していたことがあるらしい。なるほど、もうこれは救いがたい「普通」の人間であり、日本人サラリーマンのスタンダードを知り尽くしていて、沁みついていて、社畜の神様と言っていいだろうと思う。

この男の人材紹介方針は、「企業の求める人材を適切に紹介する」ということであり、お金をくれる方向に向いているのであるから、「リストラでクビ」になったようなしょぼい50代の男を相手にしていないので、この動画を見て「腹がたった」普通ではない50代の男は、決して、この男を「評価」してはいけないと思う。「低評価」をつけようものなら、「普通」は「負け惜しみ」「ごまめの歯ぎしり」としか評価されないのでやめておくべきである。まるっきり土俵が違うので、彼と関わってはいけないし、ましてや、彼に会社紹介をお願いしてはいけない。黙って去るのみである。

実はこの動画の人材紹介業のクソ野郎は、脱サラの社長である。今は立派に社会人として成功しているのに、50代リストラ男の人生に対する「共感」がこれほど薄っぺらくてどうするのかと言いたいが、まあ、上記で述べたように、社畜時代のものの考え方が抜けきらないので、仕方ないのだと思う。本当に「標準的な」日本のアラフィフ社会人と思う。

捨てられたリストラ男の生きる道

さて、では、会社をリストラされてしまった50代はどうすればいいかだが、これはもう、それこそ、人生の意味を自分で作っていくしかないのである。

つまり、まずはこの動画でこのクソ野郎が言っていることは、世間一般の「普通」の人の考えであることを認めること。まずはそれが、自分の立ち位置であることを認めるのである。その瞬間、もう自分の周りには何もないことがわかる。リストラ50代は、まずそこからがスタートである。そこから這い上がるのである。

そしてその這い上がるべき道筋は残念ながらどこにも示されてはいないのである。したがって自分で作っていくしかないのである。ではどうやって作っていくかだが、これは私の場合だが、まずは「生きがい」をみつける。そしてそれで食っていくことを考えるのだ。自分は子供のころから大人のいうことをよく聞いて一生懸命勉強して、一流と言われる企業に入ったが、結局そこで淘汰された、社畜にもなれなかった「変人」である。いまさらまた別の会社を探して別の社畜人生をおくるより、自分の中で価値の大転換を行って、破れかぶれで生きてみることを考えるのだ。

人によってはもう想像すらできないくらい社畜魂が染みついてしまっているかもしれないが、もし自分が一流あるいは二流でなかったらどうなっていたかを考えてみればいいと思う。子供のころうらやましく思っていた、勉強もしないで遊びまくっていた連中は、受験戦争に負け、就職戦線で負け、仕方なく地獄から這い上がってきて生活しているのである。そして世の中で自営で食べている人は、最初は「下積み」があったはずである。50代リストラ男は、遅ればせながら、この「下積み」を覚悟するしかないのである。大丈夫だ。どうせ人生に生きる意味はない。

そしてもし、将来、その努力が実って「大成」した暁には「これまでの失敗にも意味があった」ということができるのである。もっと言えば、仮に大成しなくても、「自分で決めた人生を、自分の思った通りに」生きていければ、そこには、大いなる「自己満足」があり、しかしそれは、死んでいくときに後悔のない満足なので、これもやはり「意味」は存在することになる。

さらに言うと、「生きがい」が金にはならず、「生きがい」を大切にしながら、食べていくためにだけ「仕事」をすることになっても、会社での過酷な嫌がらせ(実質リストラ対策)に耐えながら、心身を病んで生きるよりはよほど「意味」のある人生になる。

こんな話をしても、もしこの動画の男と同じ感覚を持っている場合、「夢」や「生きがい」なんてあまっちょろいことを言うのは「バカ」と思うかもしれない。しかし、「仕事」は若い奴がやるものであり、50代は「経営者」という運のいい男たちに逆らわず、機嫌を取ることでお金をもらうことが、「スタンダード」で「意味のある」人生になるという考えを捨てられず、日本のどこかに自分をそういう位置につけてくれる会社がまだあると思っている人は、この動画のクソ野郎が言いたそうにしているような「底なしのバカ」な終末しか訪れないのだろうと思う。

50代で会社を辞めてしまった人は、もう「普通であること」はあきらめるべきである。しかし、だからといって、意味がなくなるわけではない。この動画のクソ野郎が言いたそうにしているように「いったん社畜になったら死ぬまで社畜」ということは絶対にない。というか、もともと「人生に生きる意味はない」のだから、好きに作っていけばいいのである。だからこそ、「やめて正解」といえる方向に向かって、生きていくことが「正解」である。自分で作る人生に正解はないのだから、やりたいようにやればいい。

繰り返すが、①世間の「普通」はあきらめること。②「自分のやりたいこと」をしっかり見つめること。これだけである。これさえしっかり認識すれば、もう人材紹介業のお世話になんかならなくても生きていけるのである。

最後にもう一つ付け加えたい。このクソ野郎が言うように「人生は底なし沼」だが、同時に「人生は青天井」ということも忘れてはならない。こんな世の中を変える力のかけらもないような、「普通」の人間と付き合うのはやめよう。

※「転職」についての別記事はこちら

転職就活成功必勝法則(AI時代対応版)

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