じょじょ日記

リストラおやじのつぶやき、もしくはエッセイ

人生論

会社を辞めてもよい理由とは?

投稿日:2020年6月19日 更新日:

自分が納得する自分でありたいか?他人が納得する自分でありたいか?

転職率の推移(2014年~2018年)

転職率(%)
20144.6
20154.7
20164.8
20174.8
20184.9

※総務省統計局「労働力調査」(平成31年2月付)より抜粋

上記のデータからもわかる通り、日本ではおおよそ毎年コンスタントに20人に1人くらいの割合で、転職者が出ているらしい。また、転職離職者の離職理由は、会社都合の理由よりも、収入や勤務時間などの労働条件や職場の人間関係、仕事内容などの個人的な理由を挙げる人が増加しているようであるつまり、「自ら会社を辞める」と判断する人が毎年20人に1人くらいはいるということだと思う。

20人に1人という割合が大きいか小さいかは微妙だと思うが、昔に比べて、仕事に対して「やりがい」や「環境」を重視するサラリーマンが増えてきたのだと思う。実際最近は企業の「パワハラ、モラハラ、セクハラ」が問題視され、大企業では9割の人が課長にも慣れないというデータもあるようだ。こんな状況下では、「気合と根性」を叩き込まれてきた我々昭和世代も「転職」を考えて当然である。実際私も、かつての自分の部下が自分の上司になり「叱責」されたときはさすがにへこんだ。

高度成長、バブル経済といった、右肩上がりの社会なら、「年功序列」は有効に機能したが、モノが売れない時代になって、「成果主義」がもてはやされ、「老害」という言葉が独り歩きし、結局その仕組みも形式主義になって、多くの企業の不明確な評価基準や、上司の好き嫌いによる不公正な評価などに対する不満が、自分の頑張った結果が公正かつダイレクトに反映される「成果を重要視する人事制度」を望む声になっているのかもしれない。

普通は切れ味がよすぎると敬遠される。

しかしこれは、その仕事を一から育てた創業者ではなく、入社した時にはすでに出来上がっていた仕事をこなすだけのサラリーマン集団においては、当たり前の現象と思う。つまり、包丁を研いだこともない人間は、真の包丁の切れ味などわからないということだろう。切れ味抜群の包丁は扱いが難しく、下手をすれば指を切ってしまうが、上手に扱えば、食品の味わいまで変えてしまう能力を持っている。しかし、切れ味の悪い包丁は、食品をつぶしてしまったりすることもあるが、指を切るという危険はない。このように、三流の料理人は、切れ味の悪い包丁を使ってそこそこ文句の出ない程度に食材を切断し、切れ味の鋭いある意味危険な包丁は、キッチンの隅に追いやられ、やがて錆びて捨てられるのである。食材の味も変えるといううたい文句で購入した高級包丁も、料理人の腕次第で無用の長物にされてしまうのである。

100本くらい包丁があれば、そんな恵まれない包丁も5本程度は世の中に存在するのだろう。錆びて捨てられるか、自ら飛び出して本来の使命を果たすか。どっちがいいかは、やってみないとわからない。

あなたの「弾きたい」を徹底サポート!手軽で、お得で安心なオンラインギターレッスン!THE POCKET

-人生論

執筆者:


  1. […] ※「転職」についての別記事はこちら。 […]

comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

裏切りとは何か?

裏切りということの本質は何か?

守るものがあるからこそ、裏切るのである。 ネタに困れば芸能ネタ、ということで運営していく方針である(笑)。さて、先日木下優樹菜さんの芸能界引退のニュースが報道された。「事務所との信頼関係の破綻」という …

個を出すとは?

個を出すということとは何か?

集団の中には、必ず「常識」が発生する。 ネット社会が発展し、誰でもどこでも言いたいことが言えるようになってきて、昔に比べれば、日本人は結構自由に生きていくことができていると思う。しかし、やはり人間の常 …

多様性って?

多様性とは何か?その本質と意味

多様性の本質とは? 多様性を認めようと言うことが叫ばれて久しい。いろんな価値観を認め合える社会にしていきましょうということだ。そのとっかかりとしてかどうかはわからないが、LGBTの問題がよく取り上げら …

誹謗中傷とは?

誹謗中傷とは何か?

誹謗中傷の正体とは? 三浦氏の訃報が流れた直後から、三吉さんという女優のInstagramにまったく根拠のない誹謗中傷が寄せられていたらしい。現在はそれらのコメントは閲覧できなくなっているが、三浦氏の …

幸せって?

幸せについて

人生の意味について 人生とは、生きる意味がないものである。これは私が一貫して主張してきた思想である。しかし、私も若いころからこのような「虚無主義(ニヒリズム)」的な考え方をしていたわけではない。人生は …