洗車は週一回、一時間~二時間がベスト!
車はどうせ汚れるので洗車しなくていいという考え方がある。私もその考えは否定はしないが、でもやはり、せっかく高いお金を出して買った愛車なのでいつまでもきれいな状態で乗りたい。では一体洗車ってどのくらいの頻度で、どのくらい時間をかければいいのか?私の回答は「週一回、一時間」である。
洗車にかける時間は一時間、長くても二時間くらいが一番楽でいいと思う。それ以上になると、なんかせっかくの休日がつぶれてしまうのでもったいない。一回一時間程度の洗車で、どのくらいの頻度が必要かというと、週一回となるのである。
一回一時間というと、せいぜい水洗い程度だ。まず水をかけて埃を落とし、シャンプーでしつこい汚れを落とし、また水で洗い流して拭き上げをすると、最短でも3時間程度かかるのが普通で、そうなれば大切な休日の半分はつぶれ、そのあと休憩から昼寝でおおむね一日つぶれるという具合だ。なので、一時間であれば、水洗いしかできないし、そうなれば毎週しないと汚れがこびりついてごしごしこすらなければいけなくなり、結局時間がかかる。つまり、一週間でついた汚れを、毎週きちんとふき取るという作業が、結局一番長く続き、車もきれいに保てるのである。
では、その洗車手順を詳しく解説すると
◆必要洗車用具
- バケツ
- 水洗い用雑巾(セーム革)
- 拭き上げ用雑巾(セーム革)
私の場合、これだけである。
◆洗車手順
- バケツに水を入れる(おおよそ12・3㍑程度)
- 水洗い(水洗い雑巾に十分水を含ませ表面をなでるように洗い流す。このとき、昆虫の死骸や鳥のフンは十分に水を含ませて柔らかくしてから拭き取る)
- 拭き上げ(拭き上げ用雑巾で水玉が残らないように拭き上げる。このとき、あまり小さな汚れにこだわってゴシゴシとこすらないようにする。)
- ボンネット、トランク、給油口をすべて開け、ボディとの接点にたまった汚れを拭き取る(拭き上げ用雑巾を軽く湿らせて拭けばOK。)
- 車内の埃をモップで拭き取り、フロアマットの砂や砂利を落とす)
上記の2、3においては、それぞれの工程を車体全体にするのではなく、車体を手の届く範囲に細かく区切って水洗いが終わればすぐにふき取りをすることによって、炎天下でもウォータースポットの発生を防げる。また、このように細切れに洗車を行う方が結局時間は短縮でき、拭き残しや汚れ見落としも防げるのである。
◆洗車区分
- 右ルーフ
- 左ルーフ
- 右後ろ窓
- 左後ろ窓
- 後部トランク
- 右前窓
- 左前窓
- 右ボンネット
- 左ボンネット
- 右リア・フェンダー
- 右後部ドア
- 右前部ドア
- 右フェンダー
- 前グリル・バンパー
- 左フェンダー
- 左前ドア
- 左後ろドア
- 左リア・フェンダー
- リアグリル・バンパー(19か所)
上記の部分に分けそれぞれ3分程度で2、3の水洗い、拭き上げを連続で行う。これで大体一時間である。あと30分程度で4、5の内装、フロアマットの簡単な掃除をして終了。これで全行程約1.5時間くらいで終了である。
この簡単ずぼら洗車のコツは、新車時にコーティングをしておくことは言うまでもないが、購入2~3年目にもなれば、もうたくさんの飛び石傷や、買い物袋や道端の草等でついた、遠目には見えない擦り傷がついているので、洗車のたびにいちいち気にしないことである。一メートル離れて見えなくなる傷は「ないもの」と認識してさっさと作業を進めることである。洗車が嫌になるのは大体この小さな見えない傷にこだわってゴシゴシこすってみたり、タッチペンを塗ってみたり、失敗して後悔してみたり、そんなことに時間を使っているからである。そして洗車のたびに落ち込んで、だんだん洗車したくなくなるのだ。
自分が思うほど、自分の車なんて誰も見ていない。ましてや仕事や買い物等で毎日走り回っている自家用車なら、飛び石傷や洗車傷の一つや二つ、ついていない車を探す方が至難の業である。そんなものは一メートルも離れれば見えなくなるのだから、見えないものはないものと認識する方が「正しい」のである。
したがって、毎週この簡単ずぼら洗車をお勧めする。ただしこれは、よほど大雨が降らない限り、雨の隙間を縫ってでも行うことである。このずぼら洗車は、洗車後に車がきれいなることを目的としていない。一週間分の汚れをきっちり洗い流し、こびりつかせないことが目的なので、むしろ雨の日は後の拭き上げはそれほど気にしなくてもいいので楽である。拭き上げはテキトーに済ませて、雨の中をドライブすれば水道水は洗い流されるのである。
もう一度言うが、この簡単ずぼら洗車は、洗車後にきれいすることが目的ではない。長く新車の輝きを保つことが目的なので、汚れを落とし、こびりつかせないことが重要なのである。間違っても取れない傷を見つけて落ち込んだりしないように。(笑) 車は動くもの、外に置いておくものなので、傷はついて当たり前。傷以外の汚れをきれいに落として長く気持ちよく愛車に乗ろう!
最後に、この簡単ずぼら洗車で、日頃の運動不足解消にも役立ち、その上、必ずディーラーや友人に愛車を褒められることを保証しておきたい。
[…] 洗車は、天気は関係ない。自分がずぶぬれにならない限り、実施する。それについての記事はこちら。この記事を書き終わったら、雨の中、水道水を洗い流しに雨のドライブを敢行予定。 […]