自分が納得する自分でありたいか?他人が納得する自分でありたいか?
転職率の推移(2014年~2018年)
年 | 転職率(%) |
---|---|
2014 | 4.6 |
2015 | 4.7 |
2016 | 4.8 |
2017 | 4.8 |
2018 | 4.9 |
※総務省統計局「労働力調査」(平成31年2月付)より抜粋
上記のデータからもわかる通り、日本ではおおよそ毎年コンスタントに20人に1人くらいの割合で、転職者が出ているらしい。また、転職離職者の離職理由は、会社都合の理由よりも、収入や勤務時間などの労働条件や職場の人間関係、仕事内容などの個人的な理由を挙げる人が増加しているようである。つまり、「自ら会社を辞める」と判断する人が毎年20人に1人くらいはいるということだと思う。
20人に1人という割合が大きいか小さいかは微妙だと思うが、昔に比べて、仕事に対して「やりがい」や「環境」を重視するサラリーマンが増えてきたのだと思う。実際最近は企業の「パワハラ、モラハラ、セクハラ」が問題視され、大企業では9割の人が課長にも慣れないというデータもあるようだ。こんな状況下では、「気合と根性」を叩き込まれてきた我々昭和世代も「転職」を考えて当然である。実際私も、かつての自分の部下が自分の上司になり「叱責」されたときはさすがにへこんだ。
高度成長、バブル経済といった、右肩上がりの社会なら、「年功序列」は有効に機能したが、モノが売れない時代になって、「成果主義」がもてはやされ、「老害」という言葉が独り歩きし、結局その仕組みも形式主義になって、多くの企業の不明確な評価基準や、上司の好き嫌いによる不公正な評価などに対する不満が、自分の頑張った結果が公正かつダイレクトに反映される「成果を重要視する人事制度」を望む声になっているのかもしれない。
普通は切れ味がよすぎると敬遠される。
しかしこれは、その仕事を一から育てた創業者ではなく、入社した時にはすでに出来上がっていた仕事をこなすだけのサラリーマン集団においては、当たり前の現象と思う。つまり、包丁を研いだこともない人間は、真の包丁の切れ味などわからないということだろう。切れ味抜群の包丁は扱いが難しく、下手をすれば指を切ってしまうが、上手に扱えば、食品の味わいまで変えてしまう能力を持っている。しかし、切れ味の悪い包丁は、食品をつぶしてしまったりすることもあるが、指を切るという危険はない。このように、三流の料理人は、切れ味の悪い包丁を使ってそこそこ文句の出ない程度に食材を切断し、切れ味の鋭いある意味危険な包丁は、キッチンの隅に追いやられ、やがて錆びて捨てられるのである。食材の味も変えるといううたい文句で購入した高級包丁も、料理人の腕次第で無用の長物にされてしまうのである。
100本くらい包丁があれば、そんな恵まれない包丁も5本程度は世の中に存在するのだろう。錆びて捨てられるか、自ら飛び出して本来の使命を果たすか。どっちがいいかは、やってみないとわからない。
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