シェービングジェルは目に入ると痛い
私はそんなに髭は濃くはないのだが、しっかり硬く太い毛が生えてくるので、16歳くらいから毎日欠かさず(すくなくとも二日に一回は)お風呂でカミソリで髭をそっている。最近のシェーバー(電気カミソリ)はよく知らないが、少なくとも30年前くらいのシェーバーでは私の髭は全くきれいに剃れなかった。それくらいしつこい髭なので、今でももっぱらカミソリ派である。風呂に入れなかった日も、髭だけは洗面所で剃るようにしているくらいである。
歳を取って、私自身肌も弱いこともあり、妻のススメでシェービングジェルを使うようになった。しかしこのジェル、目に入るととても痛いのである。声が出るほど痛く、目を開けていられないほどである。
ジェルの何の成分が悪いのか調べてもよくわからなかったが、使用上の注意に「目に入ったときは速やかに洗い流してください」という決まり文句が書かれていないことが多いので、目に入ること自体は無害かもしれない。でも本当に痛いので、せっかく付けたジェルを即座に洗い流してしまうことも多いのである。
なぜ、ジェルが目に染みるのか?(私の仮説)
まだ私の仮説ではあるが、なぜジェルが目に染みるのか、その謎を解明してみた。それは私の使用しているカミソリが原因と思われる。私の使用しているカミソリは、ジレットのスムーサーの付いたカミソリで(下の写真参照)、このスムーサーにはポリエチレングリコール(PEG)と呼ばれる親水性ポリマーを使って調合された液が浸み込ませてあり、一回剃るごとにそれが放出されるようだ。これらのポリマーが水と接触すると、膨張して広がり肌にゆきわたり、刃の滑りがさらによくなるのだそうだ。
この親水性ポリマーによって肌に広げられたジェルの成分が目に入って、目が開けていられなくなるのだと思う。
私の考える対策
では、どうすればいいかであるが、要は広がらないようにすればいいわけであるので、ジェルをそのままぺちょっと、塗りたくるのではなく、しっかりと泡立てて塗り、親水性ポリマーによって目の付近まで伸びていかないようにすればいいわけである。その際、できるだけ静かに行い、飛沫が眼球付近に飛ばないように注意すべきである。とにかくこのジェル、少しでも目に入ると殺人的に痛い。宇宙的に絶叫したくなるほどである。マジで。
ちなみに、ジレットが公開している「正しい髭の剃り方」がこちら。(シェービングジェルを)しっかりと泡立てて、それを全体に広げて髭を湿らせると明記してある。
この対策で、今のところ、ジェルが目に染みてせっかく付けたジェルを髭を剃る前に洗い流すことなく、快適に髭剃りをしている。
まとめ
■ジェルが目に染みる原因(私の仮説)
- カミソリに装備されているスムーサーに染み込まされている親水性ポリマーが顔全体に成分を広げる働きがある。
- ジェルはそのままでは「液体」に近く、水となじみやすいので、ジェルに含まれる何らかの成分が眼球の神経を強烈に刺激すると思われる。
■対策案(私の仮説)
- ジェルはしっかりと泡立てて使う。(容易に顔全体に広がらないようにする)
- ジェルは丁寧に扱い、眼球付近に塗布しないようにする。
- 使用後はしっかりと洗い流す。