夭折の意味、使用法について~あるツイートについて
まずは下記のツイッタースクショを見てもらいたい。
Twitterより引用 2020.9.2現在削除済み
この「夭折(ようせつ)」という言葉は、「年が若くて死ぬこと。若死に。早世。夭逝 (ようせい) 。夭死。」と言う意味で、使い方としては、「・・・そしてこの苗の生長を楽しみにしておられた博士は不幸にして夭折されたのである。」寺田寅彦 「郷土的味覚」のように使うらしい。(By goo辞書)
つまり、夭折とは、私も久しぶりに聞いた言葉だが、要するに若くして死ぬという意味で、不幸にもとか惜しまれつつとかいう意味が加わるらしいのである。
このツイートを深堀りしてみた。
さて、では、この白井聡とかいう男のツイートを分析してみると、この男は、荒井由実は若くして死んでみんなに不幸をもたらしたり、悲しませたりした方がよかったと思っているいう理屈になる。それはなぜかというと、松任谷由実になって、安倍首相のような人物に同情してみんなに迷惑をかけ、「恥」をかいたからということが原因と考えているらしい。
荒井由実はみんなの人気を集めていたので、若くして死んでいたらみんなをとても悲しませたことになるが、これはどうでもいいらしい。そんなことより、百歩譲って、安倍首相に同情したら「恥」をかくのだとして、それは万死に値するらしいというのだ。
つまり私流に言い換えれば、この白井聡とかいう男は、「人生の生きる意味は『他の誰かから称賛を得るため』にこそあり、一旦恥をかいたら生きる意味はなくなる」らしいのである。
んな、アホな(笑)。
人生を生きる意味はそんなところには断じてない。私は断言したい。人生を生きる意味はないのだ。だから自分で作るのだ。だから、自分でつくった人生の意味を他人に押し付けてはいけない。なぜなら他人もまた、自分の人生を生きる意味を自分で作らなければいけないからだ。
言葉の意味を知ったときの喜び、そしてアホの典型。
そして、この白井聡という男は各方面からバッシングを受け、すぐさまこのツイートを削除した。彼は大いに「恥」をかいたので万死に値することになるわけなのだが、今のところ彼自身「夭折」していない。つまり彼は自分の人生を生きる意味を自分で考えていないことの証明になる。言っていることが矛盾だらけだからだ。
調べてみればこの白井聡と言う男、かなりのエリートらしい。この男が全てとは言わないが、日本のエリートなんてこの程度だ。
さすが、「夭折」なんて難しい言葉を知っているよな。でも人生についての洞察はからっきしだめだな。言葉の使い方も理解が浅い。
本件を私のことに置き換えてみて、考えてみた真相はこうだ。
最近「夭折」という言葉の意味を知った。そしてどこかでこの言葉を使って、自分の周囲の称賛を得たいと思った。そうすると、ちょうどユーミンが安倍首相をねぎらうツイートをしているのが目に入った。自分は日ごろから安倍首相を弾劾しているのだがちっとも取り上げられない。そこでこの「夭折」という言葉を使ってツイートしてみた。そしたら、思いのほか反響があり、加えて自分の「夭折」の使い方に間違っている点があることに気づいた。恥ずかしいのですぐ削除した。ついでに、松任谷由実の「知性」を揶揄するような文言を加えて、自分の体裁を繕ってみた。
私のようなアホなら血迷ってこんな愚行を犯さないとも限らない。アホは知らない言葉を知ったとき、すぐに使いたくてうずうずするものである。そしてその言葉の成り立ちや使用法をよく吟味しないで使って墓穴を掘るのである。※アホに関する記事はこちら。
まさか日本の大学講師(単に講師)がこれほどレベルが低いとは思いたくないが(笑)。